
「〜すべき」の英語表現はたくさんあってややこしいな・・
違いをわかりやすく解説してほしい。
「〜すべき」は「should, must, have to」だと学校で習いますが、使い分けるのは難しいですよね。
使い方を間違えると、相手を不快にさせてしまうこともあるので注意が必要。
しっかり違いを理解すれば、コミュニケーションがスムーズにいきますよ。
本記事では「should, must, have to」の違いを、例文と音声付きで徹底解説。
以前、外国人上司から「You should〜」とよく言われることがあり、言い方きついなと不快に感じたことがありました。
しかし「should」には日本語訳の「すべき」とは違い「自分の意見やアドバイスを伝える」ニュアンスがあるとわかり安心した経験があります。
目次
〜すべき「must, have to, should」の違い
「must, have to, should」は「〜すべき」「〜しなければいけない」と日本語で訳されますが、以下の違いがあります。
※ この記事にある【 】マークをタップすると音声が聞けます
英語(ニュアンス) | 例文 |
must (公的な場面での義務) | Passengers must fasten the seatbelt.(乗客はシートベルトをしないといけません) |
have to (日常の責任) | I have to go to work every day.(毎日仕事にいかないといけません) |
should (自分の意見やアドバイス) | You should take a day off.(休みを取るべきです) |

オススメするときの「すべき」
何かをオススメしたいときの「絶対すべき」は「must, have to, should」を使います。
例えば、「たこ焼きおいしいから、絶対食べるべき!」と言いたいとき、使う表現によってオススメしたい強さが違います。
オススメ度の強さ | 例文 |
1 | You must try Takoyaki. |
2 | You have to try Takoyaki. |
3 | You should try Takoyaki. |
オススメする理由を付け加えると、さらにGoodです♪
You must try Takoyaki. It's delicious.(たこ焼き絶対食べるべき!おいしいから)
マストアイテムと日本語でも言いますが、絶対に使うべきアイテムという強いニュアンスがあります。

否定で使うときは意味が違う
「〜すべきではない」と否定で使う場合「must, have to, should」で意味が全然違います。
「must not」=〜してはいけない(禁止)
(この美術館の絵画には触れてはいけません)
「must not」で絶対に触れてはいけないと強い禁止になります。フォーマルな場面や書き言葉の禁止表現としてよく使われます。
ポイント
話し言葉では「must not」より「can’t」を使います。
「don't have to」=〜する必要はない
(明日来なくてもよいです)
「don't have to」で「〜しなくてもよい、する必要はない」という意味になります。
来てもよいし、どちらでもお任せしますといった感じ。
「should not (shouldn't)」=〜すべきではない、しなくてもよい(自分の意見)
(そんなに心配しなくてもいいよ)
「should not (shouldn't)」で「〜しなくていいよ」というアドバイスになります。
〜すべきですか?と聞くとき
「〜すべきですか?」と聞くときは「Should I〜?」をよく使います。「〜したほうがよいですか?」というニュアンスもありますね。
Should I come here tomorrow?(明日ここに来るべきですか?)
Should I bring umbrella?(傘持って行った方がいいですか?)
「〜すべきだった」過去形
過去に起きたことを後悔するときに使う「〜すべきだった」は「should+ have + 過去分詞」を使います。
ポイント
過去分詞とは・・・基本的に「動詞の原型+ed」。不規則変化もある。「eat-ate-eaten」「write-wrote-written」など3セットで覚えた方も多いのでは?
I should have studied harder.(もっと一生懸命勉強すべきでした)
You should have come to the party.(あなたはパーティーに来るべきでした)
「〜すべき」その他の英語フレーズ
「〜すべき」には他にも「ought to, had better」もあります。
とはいえ「ought to、had better」はあまり使いませんので、余力のある方はどうぞ!
「ought to」
「ought to」は「should」と同じ「〜すべき」と説明されることが多いですが、微妙にニュアンスが違います。
以下は両方とも「テストを受けるべきです」という意味。
You should take the test.→主観。テストを受けるべきだと思う。
You ought to take the test. →客観。決まりなんだからテスト受けるべきだ。
「had better」
「〜したほうがよい」そうしなければ大変なことになると少し脅すニュアンス。
You had better take the test.(あなたはテストを受けた方がよい)
→そうしないと後で大変なことになるよ!
まとめ
本記事のおさらい。「must, have to, should」の違いは以下の通り。
英語(ニュアンス) | 例文 |
must (公的な場面での義務) | Passengers must fasten the seatbelt.(乗客はシートベルトをしないといけません) |
have to (日常の責任) | I have to go to work every day.(毎日仕事にいかないといけません) |
should (自分の意見やアドバイス) | You should take a day off.(休みを取るべきです) |
実際に英語を話すときに、ぜひ意識してみてください!
英語を話す機会がないかたは、以下の記事で日本にいながら英語を上達させる4つの方法を解説しています。