
英語が聞き取れなかったらどうしよう。
英語が聞き取れないときは、何て聞き返せばいいのかな?
相手の英語が聞き取れないと、焦ってしまいますよね。
分かったフリをすると、信頼を失ったり、トラブルになるので注意が必要です。
英語が聞き取れないときに使えるフレーズを覚えておくと、冷静に対処できますよ。
本記事では、英語が聞き取れないときに使えるフレーズを4つのシーン別に解説。
相手の英語が分からなくても、勇気を持って聞き返すことが英語上達の近道。
本記事で、失礼にならない表現をマスターして、英会話を充実させていきましょう。
目次
英語が聞き取れないときは、聞き返すべき3つの理由
謙虚な日本人は英語が聞き取れないと、自分に責任があると思いがち。
「自分の英語力が低いのが原因」「聞き返すと失礼・申し訳ない」
聞き返すのは失礼ではなく、しっかり聞き返すのがマナーです。分かったフリをすると、以下のようなトラブルになるからです。
- 信頼を失う
- 損をする
- 海外は主張をする文化
信頼を失う
聞き取れないときに聞き返さないと、信頼を失う可能性があります。「適当にあいづちする人」と思われるからです。
例えば、同僚から「この資料をカラーでコピーとってきて」とお願いをされたとしましょう。
あなたは「カラーで」が聞き取れませんでしたが、適当にうなづき「白黒」でコピーをとってしまいました。
コピーを依頼した同僚は「え?ちゃんと聞いてた?」と思い、あなたへの信頼を失ってしまいます。
聞き取れないときは、勇気を持って聞き返すことが重要です。

損をする
聞き取れないときに「聞き返す」クセをつけないと損をします。ダマされるリスクが高まるからです。
海外の市場で買い物をするとき、商品に値札が付いていないことがよくあります。
お店の人が言う値段を理解していないと、高い値段で買わされてしまうことも。
損をしたくなければ、理解するまで聞き返えすことが大切です。
海外は主張をする文化
日本では、遠慮して自己主張を控える文化があります。しかし、海外では「分からない」としっかり主張する人が多いです。
■海外 → 多民族であることが多く、同じ国でも違う考え方を持つ人が多い。主張しないとお互い理解できないと割り切っている。
■日本 → 島国で周囲に日本人しかいないので、みんな同じような考え方。自己主張しなくても空気を読むことでコミュニケーションが成り立つ

英語が聞き取れないときに使えるフレーズ【4つのシーン別】
英語が聞き取れないシーンを4つに分けて「聞き返すフレーズ」を解説していきます。
- 早口で聞きとれない
- 部分的に聞きとれない
- 騒音などで聞きとれない
- 相手の言っている意味がわからない
※ この記事にある【 】マークをタップすると音声が聞けます
早口で聞きとれない
英語が話せると思われ、早口で話しかけられる場合があります。
逃げ出したい気持ちはわかりますが、勇気をだして「聞き取れませんでした」と伝えましょう。

Do you know how to get to the station?
駅までの行き方わかりますか?
Pardon?
なんと言いましたか?

※「?」マークは語尾をあげていうのがポイント!音声調整中です。スミマセン・・
解説
■関連表現
・「Pardon?」の他に「 Excuse me?」も「なんと言いましたか?」という意味。
■丁寧な表現
・ Could you speak slowly ?(ゆっくり話してもらえませんか?)
・ Could you repeat that, please ?(もう一度言ってもらえませんか?)
■付け加えたいフレーズ
聞き取れない理由をつけ加えることで、より親切になりますよ。
・ I'm still learning English.(まだ英語を勉強中です)
Let's try!
ルナ先生と声をだして会話の練習をしてみよう!

Where is the train station?
駅はどこですか?
部分的に聞き取れない
大体聞きとれるけど、部分的に聞き取れないこともあります。
「〇〇はどういう意味ですか?」とピンポイントで聞きたいときのフレーズはこちら。

Do you have any siblings?
兄弟姉妹はいますか?
What does siblings mean?
"siblings"はどういう意味ですか?

解説
「What does 〇〇 mean?」で「〇〇はどういう意味ですか?」になります。
ピンポイントで意味を聞くときの鉄板フレーズ。
■関連表現
「Could you please explain 〇〇 in simple English?」は「〇〇をカンタンな英語で説明してくれますか?」と聞きたいときのフレーズ。
例えば、上記の会話で使うなら以下の通り。
Could you please explain siblings in simple English?
("siblings"をカンタンな英語で説明してくれますか?)
※ siblingsは兄弟・姉妹のこと。
Let's try!
ルナ先生と声をだして会話の練習をしてみよう!

It's TGIF. Let's go for a drink tonight.
今日はTGIF。今晩飲みにいこう!
※TGIF=「Thanks God It's Friday.」の略で、華金という意味。
騒音などで聞きとれない
車の音がうるさい、電話で電波が悪いなどで聞き取れない場合があります。
そんなときは・・・

・・・・・・(雑音や電波が悪く音が聞こえない)
I'm sorry but I can't hear you.
すみません、聞こえません。

解説
「聞こえませんでした」と言ったあとに、大きな声で話してほしい場合はこちら。
Could you speak a little louder?(もう少し大きな声で話してもらえますか)
Let's try!
ルナ先生と声をだして会話の練習をしてみよう!

・・・・・(雑音や電波が悪く音が聞こえない)
相手の言っている意味がわからない
英語自体は理解できるけど、相手の言っている意図・意味がわからないとき、「理解できません」と正直に伝えましょう。

A cap is only one, but eye glasses, jeans, and scissors are two.帽子は一つですが、メガネ、ジーンズ、ハサミは二つです。
I'm sorry but I don't understand.
すみませんが、理解できません。

※ 帽子は単数、メガネ・ジーンズ・ハサミは2つで1セットなので複数の"s"がつく。
解説
相手の言っている英語はわかるけど、意図・意味がわからないときは以下の表現をよく使います。
・ I don't understand.(理解できません)
上記は失礼になることがあるので、「I'm sorry but」(すみませんが)を前に付けることがオススメ。
・ I'm sorry but I don't understand.(すみませんが、理解できません)
■フランクな言い回し
I don't understand.以外に、次の表現はカジュアルな場面で使われます。
・ I don't get it.(理解できません)
■説明してくださいと伝える表現
理解できなかったので、もう一度説明してほしいときは以下の表現をよく使います。
・ Could you explain that again?(もう一度説明してもらえませんか?)
Let's try!
ルナ先生と声をだして会話の練習をしてみよう!

ET mean eastern time while PT means pacific time.
ETは東部標準時、PTは太平洋標準時です。
※ ET= Eastern time.(東部標準時) PT= Pacific time.(太平洋標準時)
米国は広いので6つの標準時間があります。ETとPTは米国のニュースCNNで表示される標準時。
まとめ
本記事では、以下4つのシーンで英語が聞き取れないときに、聞き返す表現を解説してきました。
- 早口で聞きとれない
- 部分的に聞きとれない
- 騒音などで聞きとれない
- 相手の言っている意味がわからない
英語が聞き取れなかったときは「申し訳ない」「はずかしい」と思う必要はありません。
聞き直さないと、以下のデメリットがあります。
- 信頼を失う
- 損をする
- 海外は主張をする文化
最初は「Pardon?」「Excuse me?」などの簡単なフレーズから始めて、余裕が出てきたら他のフレーズも使ってレベルUPしていってくださいね。
この記事でフレーズを覚えても、実際に使わないと身につきません。
英語を話す機会がない方は「【結論】初心者にオススメの英会話上達法!英語歴18年が解説」の記事を参考にしてくださいね。